京典さん、凄い! ≪その3≫

義妹は生涯独身でした。彼女に結婚願望があったかは定かではありませんが、

「おばあちゃんは見たかったのかもね…」と娘に話したら、

「だったらウエディングドレスを棺に入れてあげようよ!」という事になり、

早速、通販サイトでウエディングドレス,ブーケ&ブートニア,ベールを入手してもらいました。

そんな話を担当の小原さんにお伝えしたら、「お葬式というよりは結婚式みたいですね」と笑みを浮かべておられました。

  

 

そして式当日、会場に足を踏み入れた瞬間、「うゎ~!」と声が上がりました。

小原さんのあの笑みはこんな事を考えていらしたのですね!

壁のタペストリーはバラが咲き誇るアーチの写真で作られ、結婚式のよう!

お花の祭壇は光り輝き、清楚でありながらも気品に溢れ、そこには悲しみはなく優しさに包まれておりました。

 

「天国に行ったら、おじいちゃんとおばあちゃんにベールを取ってもらってね」との想いを込めて、お花を入れ終えた棺にベールをみんなで一緒に掛けました。

今頃久しぶりに再会した親子でおしゃべりに花を咲かせているかも知れませんね。

 

お陰様で心に残る葬儀をする事が出来ました。京典さん、小原さん、ありがとうございました。

 

本当に「京典さんって凄い!」

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